米国車で2番目。ジープ・グランドチェロキーがエコカー減税対象車に

グランドチェロキーに搭載されるペンタスターV6エンジンは、エコカー減税対象の認定取得に必要な燃費・排ガス基準に適合し、自動車取得税は20%軽減、自動車重量税は25%軽減されます。

ジープ・ブランドを統括するマイク・マンリー氏は、「今回のエコカー減税獲得により、グランドチェロキーが持つSUVのフラッグシップとしての位置づけが改めて確認されました。チェロキーに続く今回の達成は、オフロード走行同様に、ジープだけがジープを追うことができることを示しています」とコメント。

ベースとなったエンジンは、エンジニアリング分野の有名な賞「10ベストエンジンズ」(米ワーズオートワールド誌主催)に3年連続で選ばれています。

新しい「ペンタスター」エンジンは、2段階可変バルブタイミング装置(VVL)による燃費向上が加わったことになります。同システムはより大きなパワーを必要とする時まで、バルブリフトを少なくするように設計。

パワーが必要な際は、バルブリフトを増やすことで、より多くの空気をシリンダーに送り、結果としてエンジンのポンピングロスが抑制されます。

同エンジンに加えて、スムーズなシフトを実現するグランドチェロキーの「トルクフライト」8速ATとの組み合わせ、START&STOPシステムの設定により燃費向上に貢献し、さらに低排出ガス認定レベルの4つ星を取得できたことで今回のエコカー減税を達成しました。

日本でのジープ新規登録台数は、2016年に9,388台の過去最高を記録し、前年度比31.7%の大きな成長を遂げています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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