アイシン精機「台場開発センター」開設 「ゼロエミッション」「自動運転」「コネクテッド」の人工知能の基盤技術開発を担う

「台場開発センター」では、愛知県にある本社地区での開発のほか、産学官、ベンチャーが集う東京で人工知能基板技術開発を行っていくそうで、開所式では15Fの同開発センターでは、アイシン精機が開発している自動運転技術のシミュレーター「Smart Cockpit」をはじめ、クルマや交通公共機関からの「ラストワンマイルサービス」を掲げる「ILY-Ai」という開発中のパートナーモビリティも披露されました。

「Smart Cockpit」は、指先のジェスチャーや顔の動き(頷く)、自然な対話で自動運転(レベル3)を目指すインターフェイスで、たとえば赤ちゃんを連れている乗員に対してシート位置をあらかじめ変更したり、「クルマとクルマ」や「車両と壁」が近い場合にドアの開き具合を変更したりと、日本らしい「おもてなしサービス」をコンセプトとして掲げています。

「ILY-Ai」は、前に2輪、後ろに1輪の3輪モビリティ。公道(特区)での実証実験はまだ行われていないそうですが、立ち乗りだけでなく、座っても移動可能で、さらに折りたためば車載はもちろん、交通公共機関への持ち込みも想定しているそうです。また、普段は立ち入り禁止区域のオフフィスフロア(社員でても携帯電話やカメラ、USBメモリーなどは持ち込み不可)も見学することができました。

アイシン精機の「台場開発センター」の開設により、開発パートナーと新技術を生み出す環境が整ったことになります。競争が激化する「ゼロエミッション」、「自動運転」、「コネクテッド」の3分野でアイシン精機を中心とした同グループが今後どんな技術を提案してくれるか気になるところです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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