「ダイナミック・フォース・エンジン」と称する新型エンジンでは、ロングストローク化や吸・排気バルブの挟角拡大、吸気ポート形状の見直しなどにより、吸入空気量を増大、タンブル流(吸気行程で発生する縦渦)を強化することで「高速燃焼」を実現。
TNGAエンジン第1弾となる新型「カムリ」(今夏発売予定)用の2.5Lエンジンでは、世界トップレベルの熱効率40%超を達成しており、今後2021年までの5年間で、2.5Lガソリンエンジンを含め、9機種・17バリエーションの投入を予定しているそうです。
一方、日刊新聞によると、トヨタは世界各地の燃費規制クリアに向け、既に第2世代のTNGAエンジン開発にも着手しているそうで、いっそうの軽量化、燃費改善などを実現し、2020年代前半に投入するとしています。
さらに2025年には、欧州などでの燃費規制が一段と強化される見込みのため、第2世代エンジンに追加デバイスを搭載して規制をクリアする計画とか。
このように、トヨタでは第1弾となるTNGAエンジン投入後も、サプライヤと一丸となって、いっそうのエンジン性能向上を図り、欧州勢などへの競争力を向上させる考えのようです。
(Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)
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