上海モーターショー2017で、ホンダがクロスオーバーSUVモデル「CR-V」にハイブリッド仕様を設定することを発表しています。
ヴェゼルなどに採用されている1モーター+DCTによる「i-DCD」と、オデッセイなどに使う2モーターの「i-MMD」と、実用ハイブリッドに選択肢を持つホンダですが、CR-Vに採用されたのは後者。燃費性能に優れた「i-MMD」でした。
ハイブリッドカーの燃費性能ではトヨタがリードしているイメージもありますが、少なくともカタログ性能において、トップランナーといえるのはホンダのi-MMDです。実際、Dセグメントセダン、Lクラスミニバンのハイブリッド同士で比較すると、そのアドバンテージは一目瞭然です。
●Dセグメント・セダン
トヨタ・カムリ:23.4~25.4km/L
ホンダ・アコード:30.0~31.6km/L
●Lクラス・ミニバン
トヨタ・エスティマ(4WD):18.0km/L
ホンダ・オデッセイ(FWD):24.4~26.0km/L
ミニバンの比較については駆動方式が異なりますし、いずれもエンジン排気量はホンダ小さくなっていますが、ホンダのi-MMDハイブリッドが持つ燃費面でのアドバンテージは明確に感じられます。
上海モーターショーで発表されたCR-Vハイブリッドについて燃費性能は公式にアナウンスされていませんが、重量や空気抵抗からするとアコードとオデッセイの中間的な燃費性能が予想されます。
このクラスで、25km/L以上の燃費性能であれば、日本市場でもおおいに支持されるのではないでしょうか。
※ハイブリッドシステムの画像はホンダ・アコードのものです。
(山本晋也)
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