アウディの次世代・電動アーキテクチャを示す4WDコンセプトカーを発表

2017年の上海モーターショーにおいて、アウディがEVの次世代アーキテクチャを示すコンセプトカー「アウディ e-tron スポーツバック コンセプト」を世界初公開します。

床一面に敷き詰められたバッテリーの総電力量は95kWh、航続距離500kmを目指したもの。前後独立して置かれた駆動モーターのトータル出力は瞬間最大値で370kW(通常最高出力320kW)というパワフルさ。まさにアウディという4WDのプレミアムブランドに相応しい内容といえそうです。

しかも、この電動システムはコンセプトカーに限ったものではなく、これからのアウディが目指す電動車両の基礎となるアーキテクチャを示しているというのが注目でしょう。

スタイリングでも、流行のクーペSUVとしての新しい解釈を示している「アウディ e-tron スポーツバック コンセプト」、OLED(有機エレクトロルミネッセンス)を使った新しいヘッドライトも、市販車への展開が期待される新テクノロジーです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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