トヨタ自動車(以下トヨタ)の3月の米国総販売台数は21.5万台(−2.1%)で、1−3月の第1四半期は53.3万台(−6.4%)、シェアは13.2%(−0.7ポイント)。乗用車系が9.8万台(−9.9%)と減少する一方、SUVなどのライトトラック系が11.7万台(+5.5%増)と3月の記録を更新、2ヶ月連続で前年実績を上回っています。
内訳ではセダンのカムリがモデル末期も手伝って、3月度の販売台数が3.6万台(前年同月比−3.6%)と減少、カローラ系も3万台(同−6.1%)と落ち込むなか、逆にSUV系の「RAV4」が3月の記録を更新する3.2万台(+10.3%増)、中型SUVの「ハイランダー」も1.8万台(+20.8%増)と、9か月連続で前年実績を上回っています。
レクサスブランドにおいても、SUV系の「NX」が5,619台(+24%増)と3か月ぶりにプラスに転じており、米国市場では顧客のニーズにマッチした魅力的なSUVをいかにタイムリーに投入するかが、今後の明暗を分ける状況になっていると言えそうです。
(Avanti Yasunori・画像:TOYOTA、AUTODATA)
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