2005年に日本での販売がスタートしたレクサス。
導入当初のラインナップは、「プレミアムなトヨタ」という感じが抜けていませんでしたが、12年にフルモデルチェンジを行なった「GS」から新アイコンとしてスピンドルグリルを採用。また、インテリアの操作系もレクサスならではのものを搭載することで、レクサスだけの世界観を構築させてきました。
そして2017年には、後輪駆動車用の新プラットフォーム「GA-Lプラットフォーム」を発表。新たなステージへの第一歩を踏み出しました。
■LC
新開発の「GA-Lプラットフォーム」採用の第一号として華々しくデビューした「LC」。
レクサスの変革の象徴として登場しただけあって、そのルックスは強烈の一言。新プラットフォームの採用によってワイド&ローを極めたスタイルは、スピンドルグリルだけでなく、超小型3連LEDヘッドランプユニットとL字型に発光するLEDクリアランスランプで迫力を増し、周囲の視線を一挙に集めるほどの存在感を放っています。
また、新たにマルチステージハイブリッドシステムを搭載。3.5L V6+モーターのハイブリッドユニットに4速の有段ギヤを組み込むことで、アクセル操作に連動したダイレクトな加速を実現。ゆったりと落ち着いた走りを味わうハイブリッドではなく、力強いモーターアシストを武器に積極的な走りを楽しみたくなる刺激的なハイブリッドに仕上がっています。
■LS
2017年ジュネーブショーにて初披露されたフラッグシップセダン「LS」の新型。
新開発の「GA-Lプラットフォーム」の採用や、マルチステージハイブリッドシステムの搭載も注目ですが、やはり一番の特徴は日本の匠の技が光るインテリアでしょう。
折り紙をヒントに匠の手作業で作られるL字形の独特なプリーツ上の折り目をつけたドアトリムのほか、切子細工をモチーフに繊細な造形を実現したドアトリムオーナメントなど、日本の伝統技術と最新生産技術が織りなす上質空間が乗員をもてなします。
■NX
「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトに、SUVらしい力強さと都会を機敏に駆け抜ける走行性能を見事に両立させ人気を集めた「NX」。
発売は2014年とラインナップでは古参ですが、レザーをはじめとした上質な素材で仕立てられたインテリアやタッチパッドでナビなどを操るシステムなど、最新のレクサスと比べても全く色褪せない魅力を持っています。
ただし、4月19日にマイナーチェンジを予定。先立って公開された画像では「LC」に採用された三眼フルLEDヘッドランプが搭載されそうです。
(今 総一郎)