歩行者検知の自動ブレーキを全車に標準装備したアウディA5シリーズは燃費性能も向上

また、新型A5スポーツバックには、新世代の高効率2.0リッターターボエンジンを積んだFWD(前輪駆動)グレードも新設定。欧州仕様では190馬力、320Nmというスペックのエンジンは、高効率な「Bサイクルエンジン」となっているのがトピックスです。

なお、4WD車の2.0リッターエンジンは最高出力252馬力、最大トルク370Nm。いずれも7速Sトロニックが組み合わせられています。

クーペ、スポーツバック、カブリオレのいずれにも設定されるハイパフォーマンスグレード「S5」のエンジンは、3.0リッターV6ターボ。このエンジンには8速ティプトロニックが組み合わせられます。

メーカー希望小売価格は、A5スポーツバック(2.0リッターFWD)が546万円~603万円。A5スポーツバック(2.0リッター4WD)が686万円、S5スポーツバック(3.0リッター4WD)が913万円。A5クーペ(2.0リッター4WD)が686万円、S5クーペ(3.0リッター4WD)が913万円、A5カブリオレ(2.0リッター4WD)が757万円、S5カブリオレ(3.0リッター4WD)が998万円となっています。

なお、発売時期は2.0リッター4WD車が2017年4月下旬。そのほかは7月下旬の予定です。

(写真:小林和久/アウディ ジャパン 文:山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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