■BMW・i8
2013年に導入されたプラグインハイブリッド・スポーツカーのBMW・i8。何と言ってもi8の魅力と言えば先進性です。ボディの骨格にはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)と呼ばれる複合素材を採用。ミッドシップに搭載されるパワーユニットには1.5L直3DOHCターボエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。システム最高出力362ps、最大トルクは570Nmを発生します。
上部は軽量なカーボンファイバー製のライフ・モジュール。下部はバッテリーを駆動システムの間に搭載するアルミ合金製のドライブモジュール。この革新的な配置と素材によって軽量化だけでなくドライビング・ダイナミクスに重要な50:50の重量配分と低重心を実現しています。
開閉用ドアハンドルを排除したシザー・ドアを採用したi8の車両本体価格は1991万円です。
■マクラーレン・570S
2015年6月に導入されたマクラーレン・570Sは、スポーツシリーズというマクラーレンのエントリーモデルという位置づけとなります。570Sのボディ骨格には重量が80kg以下というカーボンファイバー製のモノセルIIシャシーを採用。このシャシーにアルミ製パネルを採用することで、乾燥重量は1313kgという軽量化を実現しています。
車名の570は、他のマクラーレンと同様にエンジンの最高出力を示しており、最高出力570ps、最大トルク600N・mを発生する3.8LV8ツインターボをミッドシップに搭載しています。ミッションはシームレスシフトギアボックスと呼ばれる7速デュアルクラッチシステムが組み合わされます。
新開発されたサスペンションを採用し、公道でも、サーキットでも高い操作性を実現した570Sの車両本体価格は2556万円です。