デザイン、先進性、ブランド…すべてがハイセンスなスポーツカー5車種【2017年版】

■BMW・i8

2013年に導入されたプラグインハイブリッド・スポーツカーのBMW・i8。何と言ってもi8の魅力と言えば先進性です。ボディの骨格にはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)と呼ばれる複合素材を採用。ミッドシップに搭載されるパワーユニットには1.5L直3DOHCターボエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。システム最高出力362ps、最大トルクは570Nmを発生します。

上部は軽量なカーボンファイバー製のライフ・モジュール。下部はバッテリーを駆動システムの間に搭載するアルミ合金製のドライブモジュール。この革新的な配置と素材によって軽量化だけでなくドライビング・ダイナミクスに重要な50:50の重量配分と低重心を実現しています。

開閉用ドアハンドルを排除したシザー・ドアを採用したi8の車両本体価格は1991万円です。

■マクラーレン・570S

2015年6月に導入されたマクラーレン・570Sは、スポーツシリーズというマクラーレンのエントリーモデルという位置づけとなります。570Sのボディ骨格には重量が80kg以下というカーボンファイバー製のモノセルIIシャシーを採用。このシャシーにアルミ製パネルを採用することで、乾燥重量は1313kgという軽量化を実現しています。

車名の570は、他のマクラーレンと同様にエンジンの最高出力を示しており、最高出力570ps、最大トルク600N・mを発生する3.8LV8ツインターボをミッドシップに搭載しています。ミッションはシームレスシフトギアボックスと呼ばれる7速デュアルクラッチシステムが組み合わされます。

新開発されたサスペンションを採用し、公道でも、サーキットでも高い操作性を実現した570Sの車両本体価格は2556万円です。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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