コンパクトミニバンのパイオニアとして人気を博すも時代に取り残されていった、スバル・ドミンゴ【SUBARU誕生カウントダウン特集・富士重工の名車】 

ドミンゴは1994年9月、11年振りにフルモデルチェンジを行い2代目へとスイッチします。2代目ドミンゴも初代同様に軽自動車のサンバーディアスをベースとしています。

搭載されるエンジンは1.2L直3SOHCのままですが、燃料噴射装置が電子制御のEMPiとなり最高出力が61psまで向上。懸案だったミッションも5速MTに加えて、ECVTを追加しました。駆動方式はRRとフルタイム4WDの2種類で、キャンピングカー仕様のアラジンを設定するなどバリエーションを追加しました。

しかし、小型の1BOXカーがセミキャブオーバーへと移行。さらにスバルの軽自動車が4気筒エンジンを搭載している中でドミンゴは直3エンジンを搭載するなど、時代に取り残された感があり、初代ほどセールスは伸びませんでした。

(萩原文博)

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萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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