燃費向上を狙い転がり抵抗を低減。価格・性能のバランスに秀でたピレリ「Cinturato P6」が登場

転がり抵抗と相反するウエット性能もケアされていて、コンパウンド内のポリマーとフィラー間の作用を向上させることで、ウエットグリップと転がり抵抗の最適なバランスが確保されています。

さらに、フルシリカコンパウンドの採用により、転がり抵抗を低減。燃料節約技術である「The Fuel Saving Technology」によってタイヤのエネルギー消散を低減し、 耐摩耗性に有害な影響を与えることなく、ドライとウエットの両方で安全性を高めるコンパウンドを実現したそう。

転がり抵抗を改善するため、タイヤ製造時の新しい加硫サイクルも開発されています。加硫プロセスを速くすることで、ほかの領域の性能を損なうことなく転がり抵抗を低減させることが可能。また、よりフラットでよりスクエアになった形状は、低転がり抵抗、ハンドリングと制動性能、安全性と省燃費を向上させる設計になっています。

快適性の向上も図られています。新たな溝の配列とサイピングを採用することで、ノイズの周波数の振幅を減少させて静粛性向上を果たしたとしています。

(文/塚田勝弘 写真/ピレリジャパン、小林和久)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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