魂動デザインとディーゼルエンジンを武器に快進撃を続けているマツダ。そのほかにも、新開発の技術を、販売中のモデルに即座に導入するのも魅力です。
絶え間なく進化することは、裏を返せば「いつ、どのクルマを買えばいいのか?」を見極める必要があるということでもあります。そこで今が旬のマツダ車3台をピックアップしました。
■CX-5
スタイリッシュなデザインとディーゼルエンジンの爽快な走りで多くの人を魅了し、マツダ快進撃の立役者ともなったSUV「CX-5」。フルモデルチェンジした新型が2017年2月から販売されています。
先代から最も変わったのが内外装です。好評のルックスは無駄を削ぎ落としてフォルムの躍動感を際立たせ、インテリアは細部の質感向上と人間工学に基づいた実用性の向上が図られました。
その一方で、メカニズムは先代を踏襲。しかし、2000rpmで42.8kgmを誇る2.2L 直4ディーゼルターボは、スムーズで静かな走りに貢献するDE精密過給制御、ナチュラル・サウンド・スムーザー、ナチュラル・サウンド・周波数コントロールを内蔵。さらに、センサーで掴んだ走行状況をもとに、エンジンの駆動トルクを細かく制御して挙動変化を整えるG-ベクタリングコントロールを搭載するなど、アップデートが行なわれています。
見た目だけでなく走りも含めて、マツダの魅力を存分に味わえるモデルであり、まさに今が旬な一台です。
■アクセラスポーツ
最新作の「CX-5」の検討は必須ですが、ボディサイズ(とくに全幅:1840mm)がネックとなる方もいるのではないでしょうか? そんな方にオススメなのが5ドアハッチバックの「アクセラ」です。大人5人が乗れるスペースと364Lの荷室を備えつつ、ボディサイズは全長:4470mm×全幅:1795mm×全高:1470mmとコンパクト。
また、ディーゼルエンジンは2.2Lだけでなく1.5L版を用意。1600rpm〜2500rpmにかけて最大トルク(27.5kgm)を発揮し、コンパクトなボディを軽快に走らせます。なお、このユニットにもDE精密過給制御、ナチュラル・サウンド・スムーザー、ナチュラル・サウンド・周波数コントロールを内蔵。さらに、G-ベクタリングコントロールも搭載されています。
■ロードスター/ロードスターRF
魂動デザインとディーゼルエンジン。この二つを武器が躍進の起爆剤となったのは事実ですが、もう一つ忘れてはならないのが「人馬一体」。古来からマツダ車に受け継がれる重要なコンセプトです。それを1989年から現在に至るまで突き詰めてきたのが「ロードスター」です。
現行となる4代目が発表されたのは2015年。安全装備などの搭載による大型化に歯止めをかけるべく徹底した小型化と軽量化が行なわれ、その車重は最も軽いもので1000kgを下回るほど。まさに「ロードスター」の原点が蘇りました。
デビュー当初はソフトトップ仕様のみでしたが、現在はハードトップ仕様の「ロードスターRF」も追加され、二本立てで販売中。なお、「ロードスターRF」ではエンジンの排気量が1.5Lから2.0Lへ増えています。オープンエアの爽快感を優雅に楽しみたいならコチラがオススメです。
(今 総一郎)