日産・プロパイロット搭載のハイテク椅子を、羽田空港に「1日限定」で導入!

予めプログラムされた経路に沿って、一定の間隔を空けて自動的に椅子が追従するようにプログラミングされており、行列待ちで並ぶ際、座っているだけで列の先頭まで自動運転で案内。椅子から降りると自動的に椅子が列の最後尾まで戻るスグレモノ。

日産はこの「プロパイロットチェア」を公開した際、無償貸与の希望店を募集。

走行条件や床の材質、電波状況などを考慮した上で、羽田空港の第一旅客ターミナル2階に昨年オープンしたカレーうどん専門店「Cuud(クウド)」に貸し出しを決定し、今年3月23日(木)限定で、店舗前に設置しました。

動画を見る限り、スムーズに作動しているようで、順番待ちで隣の椅子へ移動する起居動作が必要無く、これならアトラクション的に待ち時間を過ごせそうです。

前述の自動車庫入れ機能から発想した「インテリジェントパーキングチェア」も大掛かりではあるものの、非常にユニーク。

このように「自動運転技術」はクルマはもちろん、発想次第で色々なシーンに応用できそうで、特にこれからの高齢化社会では、大きな可能性を秘めているかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:NISSAN)

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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