ロードスターRFには6MTと6AT、2種のトランスミッションが用意されています。これはソフトトップのロードスターも同じです。MTに乗るべきか? ATに乗るべきか? これはクルマ選びの永遠のテーマとも言えるでしょう。
まず、免許がAT限定ならば、これはATを選ぶ以外に方法がありません。乗れないクルマを買っても仕方ないですからね。問題はAT限定のない方です。AT限定がない方はどちらのミッションにも乗る事ができます。さて、ではどちらでしょう。少し考えていきましょう。
ロードスターのMTモデルは1.5リットルエンジンを積むソフトトップも、2リットルエンジンを積むRFも同じギヤ比のトランスミッションを使っています。エンジンのトルクが異なるのでそれぞれのミッションで細かい部分に差はあるようですが、ギヤ比は同一です。つまりどちらも速度によるエンジン回転数の差はなく、100km/hでのエンジン回転数は2500回転程度となっています。
対してATモデルは変速比は同じなのですが、最終減速比が異なるため100km/h時のエンジン回転数も異なります。1.5リットルモデルの100km/h時のエンジン回転数は2100回転程度ですが、2リットルでは1750回転とグッと回転数が低くなります。RFはそのパッケージングですでに快適性を確保していますが、それにも増してエンジン回転数が低めで走れるという部分で快適性が増しています。