リヤビューは、テールランプ外側から縦下方向に伸びたターンシグナルランプ、マフラーディフューザー左右下端の配置と合わせることで、重心の低さとワイド感を強調。
内装は、最上級クーペにふさわしいエレガントな仕上がりになっています。コクピットは包まれ感と操作性を重視し、助手席は前方への広がり感が得られるように設計されているそうです。
フロントミッドシップに搭載されるエンジンは、5.0LのV8エンジンと、3.5L V6を積むハイブリッドを設定しています。駆動方式は全車2WD(FR)のみ。
純ガソリン仕様は、自然吸気エンジンに求められる優れたレスポンスと躍動的なエンジンサウンドが追求されるのと同時に、直噴機構D-4Sやアトキンソンサイクル化などにより、燃費性能も確保。
さらに、LFAのスポーティかつ高揚感あるサウンドテイストを継承され、エンジン吸気脈動を利用したサウンドジェネレーターと、排気切り替えバルブにより、クルージング時の静粛性と加速時の迫力あるサウンドを両立したとしています。
トランスミッションは、新開発の「Direct Shift-10AT」が組み合わされていて、構成部品のアルミ化による大幅な軽量化と部品の小型化を実施。アクセルやブレーキ操作、車両のGから、ドライバーの意図を読み取って最適なギヤを選択する新制御も採用されています。
ハイブリッドシステムに有段ギヤを組み合わせた世界初の機構マルチステージハイブリッドも注目。
高回転化された3.5L V6エンジンと走行用モーター両方の出力を制御することにより、低速から力強い駆動力を生み出し、力強い走りを得たとしています。低速から高速域まで、システム効率の高い動作点を選択することで、EV走行領域も拡大しているそう。
そのほか、オプション設定のマークレビンソンリファレンスサラウンドサウンドシステムをはじめ、オートエアコンと連動し、シートヒーター、シートベンチレーション、ステアリングヒーターを統合制御するレクサスクライメイトコンシェルジュを用意。また、スクロールやピンチ操作による画面の拡大を可能とし、操作性を向上させた新型リモートタッチも採用されています。
価格は5.0LのV8エンジンを積むLC500が13,000,000円〜14,000,000円。3.5L V6+モーターのLC500hが13,500,000円〜14,500,000円となっています。
(塚田勝弘)