【3.11東日本大震災】この日を忘れないために

6年前の本日、それまで誰も経験したことのないことが起こりました。当サイト、クリッカーを初めてわずか3カ月のことです。

私自身は大きな揺れから「これは机に座っている場合ではない」と思い立ち、7キロほどの道のりを歩きながら街の様子を写真に収めながら記事を掲載していきました。

その時点ではまだ千葉方面のコンビナート火災が大きく取り上げられ津波のことも原発事故のことも、こんなに大変なことになっていくとは思いもしなかったものです。

数日後、仲間のご両親が住む仙台へ物資を届けるため東北へ向かい、津波の爪痕に遭遇しました。

元の風景は知らなくても、そこがどれほど様子が変わったのか疑うことなく知ることができました。「海から何キロも離れている場所なのに」「あんなに大きな建物まるごと飲み込んだんだ」「線路だろうが電車だろうが自然の力でグニャグニャに・・・」とその時は言葉にならないながらもそう感じたものです。

その光景は頭から消え去ることはないでしょう。しかし、思い出す機会は少なくなるとは思いますので、この日ばかりはここに残していきたいと思います。

(clicccar編集長 小林 和久)

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この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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