新型「プリウスPHV」は、ベースである「プリウス」よりも内外装の仕立てを大きく変えた点も目を惹きます。
先代はディテールに違いはあるものの、プロポーションやフロントマスクはまったく同じ。開発を担当した豊島浩二氏は「見た目は同じなのに、なぜ値段が違うのか?」としばしばお客様から指摘を受けたことから、新型では2台を明確に差別化することを決定。
当初はボンネットやフロントフェンダーを「プリウス」と共用する予定でしたが、「プリウスPHV」ではバッテリー衝突保護のために伸ばした80mm分をデザインにも活かし、改めてゼロからデザインを検討。フロントもリヤとのバランスから25mm伸ばして、エッジの効いたフロントマスクと伸びやかなプロポーションに。
また、インテリアでは中央に陣取る11.6インチディスプレイを初採用。エアコンもナビも、あらゆる機能がここに集約されています。ベースである「プリウス」よりも序列が上であることを強調した仕立てとなっているのが分かります。
なお、「プリウスPHV」では蓄えた電力をAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントを介して家電製品などを動かせ、ガソリン満タンならフル稼働でも約2日間の電力供給が可能。この「電池持ちの良さ」は見過ごせません。
(今 総一郎)
【関連リンク】
第550弾プリウスPHVのすべて(より深く知りたい方はこちらがオススメ)
http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=9438