新型「プリウスPHV」の登場でクルマ選びも変わる!?

新型「プリウスPHV」は、15年12月に発売して瞬く間に人気を集めたハイブリッドカー「プリウス」のプラグインハイブリッド版であり、スマホのように内蔵バッテリーへ充電した電力でモーターを動かして走ることができます。

先代モデルですでに26.4kmをモーターのみで走れましたが、開発に際して「プリウスのお客様は、もっと長い距離をEVで走り切りたい」という点を見落としていたことに気づき、新型では目標を2倍以上も数値を伸ばした60kmに設定。

バッテリーのサイズを2倍にしただけでなく、そのバッテリーの出力低下を抑えるバッテリー昇温システムや発電と駆動で役割分担していた2つのモーターを両方とも駆動に活かせるデュアルモータードライブを搭載したことで、新型では最大68.2kmをモーターのみで走れるようになりました。

また、車載充電器の出力を2kWから3.3kWへ高めたことで充電時間を短縮し、200V/16Aで約2時間20分、100V/6Aなら約14時間で充電を完了できます。これによって日本の約8割のドライバーの1日での平均走行を賄うとのこと。