スタッドレスタイヤのグリップ性能を変えた!クラレの液状ゴム「LFR」

クラレが2月20日、同社が開発した液状ゴム「LFR」(Liquid Farnesene Rubber)が、スタッドレスタイヤ「DUNLOP WINTER MAXX 02」に高機能化添加剤として採用されたと発表しました。

「LFR」は、サトウキビから得られるバイオ由来の「ファルネセン」を原料とした液状ゴムで、高い安全性と性能が求められる自動車用タイヤでの採用は初となるそうです。

同社は2011年に米国のサンフランシスコに本社を置くバイオ系ベンチャー企業「Amyris(アミリス)」との共同開発で液状ゴム(LFR)「ファルネセン」を開発。

イソプレンやブタジエンに比べてタイヤ用ゴムと反応しやすく、添加することにより、フィラー(タイヤの形態安定性を高めるためのゴムパーツ)を固定する力が強くなる特性を備えており、フィラー同士の摩擦による熱ロスを抑制、走行時に低燃費化を図ることができるそうです。

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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