クラレが2月20日、同社が開発した液状ゴム「LFR」(Liquid Farnesene Rubber)が、スタッドレスタイヤ「DUNLOP WINTER MAXX 02」に高機能化添加剤として採用されたと発表しました。
「LFR」は、サトウキビから得られるバイオ由来の「ファルネセン」を原料とした液状ゴムで、高い安全性と性能が求められる自動車用タイヤでの採用は初となるそうです。
同社は2011年に米国のサンフランシスコに本社を置くバイオ系ベンチャー企業「Amyris(アミリス)」との共同開発で液状ゴム(LFR)「ファルネセン」を開発。
イソプレンやブタジエンに比べてタイヤ用ゴムと反応しやすく、添加することにより、フィラー(タイヤの形態安定性を高めるためのゴムパーツ)を固定する力が強くなる特性を備えており、フィラー同士の摩擦による熱ロスを抑制、走行時に低燃費化を図ることができるそうです。