日本以上に旧いクルマが大切にされる印象のある英国。ジャガー・ランドローバーでは、かつての名車をフルレストアする「REBORN」シリーズの新たなプロジェクト「RANGE ROVER REBORN」を立ち上げ、2017年の2月8日から12日にパリで開催されたクラシックカーの祭典「サロン・レトロモビル2017(Salon Rétromobile)」で世界初披露されました。
希少性が高くオリジナル仕様のヴィンテージ「RANGE ROVER」を、英国のランドローバー・クラシックから直接購入できるというプログラムで、昨年の「LAND ROVER Series I REBORN」の成功を受けてスタートしたもの。
専門チームはその技術を生かして、1978年モデルの「CLASSIC RANGE ROVER」の中から丹念に選定し、最初の「RANGE ROVER REBORN」を仕上げています。「バハマ・ゴールド」にペイントされた「RANGE ROVER REBORN」は、3.5LのV8エンジンに、4MTという組み合わせ。
パーツは「ランドローバー・クラシック」のみが使用され、シャシー・ナンバーやその個体独自の特徴など、ベースとなる車両に最適なオプションを提案するという凝りよう。そのため販売価格は、13万5,000ポンド(約1,931万円)からとなっていて、単純に日本円で比較すると、現代の新車(レンジローバー・ヴォーグ/1377万円〜)がよりもはるかに上の設定となっています。
(塚田勝弘)