エゾ鹿との衝突も考慮!? ボルボS90/V90/V90クロスカントリーに大型動物検知機能(夜間含む)を世界初採用!

以前からボルボでは、大型動物に対応する検知機能を開発するとアナウンスしてきましたが、今回の大型動物検知機能である「LARGE ANIMAL DETECTION」は、速度が4km/h以上で作動し、前方に大型動物が検知されると警告が発せられるシステム。

ドライバーが警告に反応しない場合、通常の最大制動力の30%(約0.3G)でブレーキが作動し、大型動物との衝突時には約15km/hの減速が可能としています。このシステムは動物を保護する目的ではなく、あくまで衝突の衝撃低減、乗員保護のための装備で、ブレーキ機能では70km/hを超えている時に最も効果的としています。逆に低速時には効果は低減するそう。

また、動物の身体の一部をカメラで捉えられない場合は、検知できない一方、大型動物がヘッドライトで照らされれば検知可能としています。

日本では北海道のエゾ鹿との衝突が思い浮かびますが、北海道の各自治体ではエゾ鹿との衝突の危険を周知している自治体もあるほど。なお、エゾシカへの対応についてはボルボ・カー・ジャパンが実験も行い、反応してくれる場合もあったようです。もし、対応可となれば北海道のユーザーにとっては(ドライバーサポートのひとつとはいえ)朗報といえそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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