1956年から1970年まで製造された「アマゾン」は、累計で約70万台を出荷し、当時で最も生産台数の多いボルボ車だったとのこと。ちなみに、P120系には1959年に世界で初めて3点式シートベルトが標準装備されています。
なおボルボV40は、2016年夏に受けたフェイスリフトで新色の「アマゾンブルー」を設定。こちらもP120系の「アマゾン」由来となっています。今回発売されたV40 T3/D4の「Amazon Blue Edition」は、ボディカラーに「アマゾンブルー」を、インテリアに「シティウィーブ」を組み合わせた特別限定車。
今回のボディカラーは、名車である「アマゾン(ボルボP120)」の「ライトブルー」から影響を受けて開発されたソリッドカラーで、2017年モデルの新色となります。
インテリアの「シティウィーブ(City Weave)」は、都会的でモダンな意味を込めた「City」と、繊維を「織る」、「編む」という意味の「Weave」が組み合わされた造語だそうです。シックでモダンなチェック柄のテキスタイルが目を惹きます。
このシートデザインは、2014年のジュネーブモーターショーにおいて「カー・オブ・ザ・ショー」を受賞した「コンセプト・エステート」からエッセンスを受け継いで開発されたとのこと。
装備面では、「パノラマ・ガラスルーフ」が特別装備され、大開口による明るく開放的なインテリアが実現されているだけでなく、ルーフをブラックカラー(ガラス素材)とすることで、ボディカラーとの印象的なコントラストも演出されています。
価格は、1.5Lの直列4気筒直噴ターボを積むT3 Amazon Blue Editionが384万円。2.0Lの直列4気筒直噴ターボを搭載するD4 Amazon Blue Editionが409万円です。
(塚田勝弘)