国土交通省が2月9日、ハンドルやブレーキペダルが無い自動運転車が公道を走行できるよう、道路運送車両法に基づく保安基準を改正しました。
自動運転車サービスの公道実証実験を進めるのが狙いで、一定の安全確保措置を満たした車両であれば、地方運輸局の認可を条件に公道を走行できるようになります。
これまでハンドルやブレーキ/アクセルペダルなどが無い自動運転車は公道を走ることができませんでしたが、今回の基準緩和により、速度制限やルートの限定、緊急停止ボタンの設置といった安全確保措置を講じることを条件に可能にしたもので、同省では今後、走行速度、走行ルートの距離や通行量など安全条件の詳細を詰めるそうです。
自動運転車の実証実験では、昨年11月に国家戦略特区の秋田県仙北市と内閣府が共同でハンドルや運転席が無い自動運転車を公道で走らせています。