ここまで「これぞB級グルメ!? 年収300万円からのクルマ選び」と「プチ贅沢を楽しむ、年収500万円からのクルマ選び」を紹介してきましたが、今回は年収800万円がテーマです。
クルマ選びについては余裕がさらに増し、ブランドやグレードについての選択の幅が大いに拡がってくるラインではないでしょうか?
しかし……、選択肢が多岐に渡ると、かえって保守的な選択をした経験がある方もいるはず。街中を走るクルマを見れば分かるように、高級車と聞いて真っ先に浮かぶ「BMW・3シリーズ」や「メルセデスベンツ・Cクラス」などに行き着くのがほとんどです。
今回は、そんな守りの一手ではなく、余裕があるからこそ選べる攻めの一手たるモデルをピックアップしてみました。
■フォルクスワーゲン・ティグアン
2017年1月17日に日本上陸を果たしたフォルクスワーゲンのコンパクトSUV「ティグアン」。正直言って先代は内外装も走りもすぐに思い出せないほど地味な存在でしたが、2代目となる新型は一変。非常にシンプルでスッキリとキレのあるルックスは前面に先進性を漂わせ、その存在を印象付けさせます。
さらにインテリアも先進的。従来のアナログメーターに代わってTFT12.3インチディスプレイを配置し、多彩な情報を素早く把握することができます。
プラットフォームは「ゴルフ」や「パサート」でお馴染みのMQBを採用。その上でホイールベースを70mm伸ばして室内空間は先代よりも拡大しています。その他にも、手持ちのスマホと連携させることで様々なオンラインサービスを利用可能とするなど、機能性も充実。
■シボレー・カマロ
1967年に登場し、以来アメリカンスポーツカーの代表格として根強い人気を誇る「カマロ」。映画『トランスフォーマー』シリーズでも主役を張るほどの名車ですが、その6代目が今年日本への上陸が予定されており、2017年1月12日から先行予約がスタートしています。
筋骨隆々なボディは踏襲しつつ、ヘッドランプの形状などで表情はよりモダンに。その心臓は461psを誇る6.2L V8だけでなく、2.0L直噴ターボ(279ps/400Nm)も新たにラインナップされます。
■BMW・4シリーズ グランクーペ
BMWの4ドアモデルといえば「3シリーズ」が定番。50:50にこだわった前後重量配分や後輪駆動そしてディーゼルエンジンの搭載と魅力たっぷりで多くの支持を集め、実際に街中では多くの「3シリーズ」の姿を見ることができます。しかし、その数の多さをネックに思っている方もいるはず。
そこで、もう一歩踏み込んで「4シリーズ グランクーペ」を検討してみては? 4ドアの機能性はそのままに、流麗さを増したプロポーションやアグレッシブなフロントマスクなど、よりスタイリッシュさに磨きが掛けられたモデルです。
なお、3月に開催されるジュネーブモーターショーにて改良型が登場予定。顔つきをはじめ、足回りのチューニングも見直して、より攻め気になるとのこと。
(今 総一郎)