C-HRのプレス向け試乗会でお話を伺ったのが、ベルギーのザベンテムにあるTOYOTA MOTOR EUROPE NV/SAの伊澤和彦氏。肩書きはVehicle Designのディレクターで、C-HRのプレス試乗会のため一時帰国されました。
伊澤氏によると、C-HRのエクステリアデザインはグローバル開発ということで、アメリカのキャルティデザイン、欧州のEDスクエア、そして日本の3拠点で行ったそうです。
企画は日本の本社からスタートし、デザインは各拠点からのコンペ(競作)、外観はキャルティデザイン(アメリカ)、内装はEDスクエア(欧州)案を採用。オリジナルの案(アイディア)が決まると、それをもとに本社(日本)で作り上げられました。
欧州では日産のキャシュカイやヴェゼルなどがライバルになりそうですが、伊澤氏によると、こうした競合相手に対して個性や存在感を示したい、「どれとも被らない」、「どれとも似ていない」という想いを貫いて仕上げられたそうです。
また、コンパクトハッチバックに乗っている人でも「キビキビ感をもってクロスオーバーに乗れる」というイメージを念頭に置き、ユーティリティは追いかけずに、デザインや走りを大切にするという面もあったとのこと。