■レクサス・LC
2005年に日本への導入が始まり、2012年に登場した「GS」でスピンドルグリルを初採用。それ以降、レクサス流の味わいは、見た目と機能さらに走りに至るまであらゆる面で着実に熟成が進められていました。そして遂に「LC」でその味わいは新たなステージを迎えるそうです。
レクサスのフラッグシップとして登場する「LC」では、FRプラットフォームを新開発。人や重量物を重心に近付け、さらに位置を下げたことで重量配分のバランスを調整し、走りの理想形に近いフロントミッドシップを実現。ワイド&ローに構えたボディのフロントにはレクサスでお馴染みのスピンドルグリルを配し、またフロントから伸びるラインは後ろで収束して同じくスピンドル形状をカタチ作ることで、より一層のレクサスらしさを演出。
そのボディに収まるパワートレーンは、「RC F」と「GS F」に搭載される5.0L V8(475ps/530Nm)と世界初の10速ATの組み合わせと、3.5L V6にモーターを組み合わせたハイブリッドの2種類を用意。なお後者は、有段ギヤの自動変速機構を組み合わせてエンジンとモーター両方の出力制御を可能とする「マルチステージハイブリッド」と称する新システムです。
インテリアもドライバーとの一体感を高めるために、ペダル配置やステアリング傾斜などを変更。これらが織りなすレクサスの新たな味わいやいかに? いよいよワールドプレミアされた新型「LS」と合わせて、その躍進から目が離せないブランドです。
(今 総一郎)