【東京オートサロン2017】35周年のオートサロン、ここで育ったビルダーがカスタムカー最優秀賞を獲得

舟橋さんが初めてオートサロンに車両を展示したのは、16年前だといいます。そして、その頃はまだ学生だったというのです。

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学生でオートサロン? と不思議になりますが、舟橋さんの出身校を聞けば納得。東京オートサロンに学生が製作したカスタムカーを展示することで、おなじみとなったNATS(日本自動車大学校)の4期生で、カスタマイズ科で学んでいたというのです。

今回のカスタムカーコンテストではNATSの製作したクルマは残念ながら選ばれませんでしたが、卒業生が最優秀賞に選ばれたことを「先生たちも喜んでくれました」と舟橋さん。カスタム業界で活躍するために学び、結果を出したというわけです。

そもそも舟橋さんがカスタムカーの業界に入ったのは、学生時代にオートサロンに出展した際に近くにいたビルダーの方と知り合い、そのガレージに入ったことに始まるといいます。まさにオートサロンで育ったビルダーが、頂点を極めたのです。

35周年の東京オートサロン、それだけ歴史を重ねてきたということを実感する出来事でした。

(写真と文 山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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