3.5リッターV6と10速AT、北米向け新型オデッセイが初公開【デトロイトショー2017】

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新たに北米向けオデッセイに採用された「マジックスライドシート」も注目の装備です。

基本的には8人乗りですが、2列目中央席を外すことにより、2列目をキャプテンシート的に使えたり、片側に寄せてチャイルドシート使用時にも3列目へスムースに乗り込めるレイアウトにできたりと便利に使える機能です。

大きなキャビンですが、乗員同士のコミュニケーションをしやすくするために、遮音ガラスや3層のドアシールを採用するなどノイズ低減にも力を入れています。さらに、ドライバーが後部座席の乗員にスピーカーやヘッドフォンを通して話しかけることができる「キャビントーク」を搭載しています。

暗い室内でもダッシュボード中央の8インチ高解像度ディスプレイオーディオに、車載の赤外線カメラで後部座席の様子を映し出すことができる「キャビンウォッチ」など、ファミリーユースで役立つ技術は日本市場への投入も期待されます。

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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