同社が実証テストした先進運転機能は下の表に示す11種類で、このうち8種類のアプリケーションについては、昨年の2015年度までに開発済みで、今回残る3機能の開発が完了したということです。
今回、新しく開発された3機能は、高速道での渋滞時の走行を支援する、低速の先導車を追従走行する機能TJA(Traffic Jam Assist)、低速域で前車を追い越す機能 LSP(Low Speed Car Passing)、自動で車線変更する機能 ALC(Auto Lane Changing)を自動運転ECUで制御するアプリケーションです。
すでに8月に新発売された運転支援機能「プロパイロット」を備えた日産セレナに、同社製のADAS ECUが搭載されていると発表しています。日産セレナに搭載されているADAS ECUにも、今回発表されたアプリケーションに類する技術が実装されていると思われます。
(山内 博・画像:日立オートモティブシステムズ)