独フォルクスワーゲンが5年ぶりに世界販売首位奪還か?

小型車の減税処置がとられている中国市場では「カローラ」や「レビン」を中心に、前年同期比10%増となる110万台超まで販売を伸ばしましたが、米国における11月までの累計販売台数については同2.4%減となる220.6万台に留まっています。

一方のVWは排ガス不正問題が足かせになり、米国市場での販売が前年同期比で10.3%減と落ち込んだものの、主力市場の中国が好調で359.1万台(同11.6%増)を販売、足元の欧州でも傘下のアウディやシュコダ、セアト、ポルシェの好調で、結果的に世界販売では相殺された形となっています。

VW

そんなVWの1月〜11月の世界販売台数は937.9万台(前年同期比3.1%増)。

このペースで行くと、12月度を含めた本年の世界販売はVWが1,023万台、トヨタが1,006万台程度に落ち着くとみられ、5年ぶりに首位をVWに明け渡すことになるとみてほぼ間違い無さそうです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA、VW)

【関連記事】

トヨタ自動車、’16年の世界販売1,000万台超えが確実に!首位はVWが奪取?
https://clicccar.com/2016/12/16/426772/

世界販売台数4年連続トップのトヨタ、2016年はVWが奪取か?
https://clicccar.com/2016/10/29/412072/

トヨタの上半期世界販売は約500万台、VWが12万台リードで首位に
https://clicccar.com/2016/08/02/390059/

地震による減産から復調!トヨタの5月国内生産が12.4%増
https://clicccar.com/2016/06/30/382526/

トヨタの2月国内生産、愛知製鋼爆発事故の影響で2割減!
https://clicccar.com/2016/04/05/364129/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる