2~3.5Lのミドルクラスセダンでは変動が大きくなっています。
日産スカイラインの平均価格は年初が345万円でしたが、6月ぐらいから値上がりが始まり、現在は368万円とで年始に比べると約20万円の値上がりを記録しています。一部改良を行ったマツダアテンザも247万から249万円で2万円の値上がりです。
アテンザは一部改良の影響でしょうが、スカイラインは価格の高いハイブリッド車の展示車や試乗車が中古車市場に流入したことが原因と考えられます。
そのほか、トヨタクラウンアスリートは392万から369万円で23万円。マイナーチェンジを行ったレクサスISは439万から393万円で46万円、レクサスGSは402万から351万円で51万円の値落ちを記録しています。
そして日産ティアナは255万から234万円で21万円、日産フーガは239万から209万円で30万円。ホンダアコードは289万から246万円で43万円と大きく値落ちしています。
最後にフラッグシップセダンです。ここではホンダレジェンドの603万から515万円で88万円という値落ちが目立ちますが、元々台数が少ないので、ブレも大きいともいます。2017年のデトロイトモーターショーで新型が発表されるレクサスLSもガソリン車が38万円、ハイブリッド車も52万円と大きく値落ちしており、より買いやすくなっています。
セダンではレクサスとホンダの値落ちが顕著で、全モデルが値落ちとなっています。元々の価格が高いクルマが多いですが、それでも1年で50万円という値落ち幅は所有者にとって売却時に厳しい状況とも言えるでしょう。
(萩原文博)
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