デンソーがNECと共同で「高度運転支援技術」開発を加速!

世界的な潮流として、メガサプライヤとIT企業が連携する背景には両者間に補完関係があるためで、自動運転や「コネクテッドカー(つながる車)」の実現にはIT企業の持つ技術が不可欠。

また、IT企業にとっても、熱や振動などが伴う過酷な環境下に製品を搭載するには、メガサプライヤーの技術が必要とされています。

新聞報道などによると、同社はNECから人材を受け入れるようで、AI技術の開発にあたり、自社が持つカメラやセンサーの技術と、NECが持つAIによる「ディープラーニング」(深層学習)技術を融合することで、双方の技術力向上に繋げる模様。

これまで長らく自前主義を通してきたデンソーですが、すでに東芝ともAIの共同開発を発表するなど、積極的に提携戦略を推し進めており、こうした傾向はさらに加速しそうな状況にあります。

デンソーは今回の提携により、いち早くAI技術の実用化に漕ぎ付けることで、激化する競争の中で優位性の確保を図る考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:DENSO)

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デンソーと東芝が自動車向け「AI」技術を共同開発
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https://www.denso.com/jp/ja/

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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