ハイブリッドが出る前のコンパクトカー、マーチやキューブなどでトップに立っていなかったのは、本当に驚きですし喜ばしいことですけど、あまりニュースになっていないのは、それだけ売れてなかったのか、と受け取られるかも?と危惧しておおっぴらに広報していないのかも知れませんね。
さて、絶好調といえるスタートを切った日産ノートは、発売から約3週間を経過した11月23日には、月間販売目標の2倍となる2万台を突破する受注を獲得。なお、同日時点で「e-POWER」は78%と8割近くを占めていて、 モーター駆動ならではの力強さ、燃費、そして日産ノートの大きな美点である後席や荷室の広さなどが支持された大きな要因でしょう。
ライバルと比べると割高と思える価格設定ですが、「踏み間違い衝突防止アシスト」や、対車両だけでなく歩行者も検知する「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」、車線逸脱警報の「LDW」には、車線維持機能も備わるなど、グレード別設定とはいえ、安全装備の充実を考えるとその人気ぶりがうかがえます。
日産の国内販売を担当する専務執行役員の星野朝子氏は、「ノートが月間国内販売でトップに輝いたことは、大変喜ばしく誇りに思います。e-POWERを試乗した多くのお客さまが、e-POWERに『惚れて』購入してくださると聞いています。まさに、技術の日産を高く評価して頂けた証だと自負しています。今後も多くのお客さまに、素晴らしい商品を提供していきたいと思います」とコメントしています。
(文/写真 塚田勝弘)