軽自動車を含めた2016年11月の新車販売ランキングで日産ノートが初めてナンバー1に輝きました。同月の販売台数は1万5784台を記録。今回の新型ノートは、フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジであり、しかも軽自動車を抑えての快挙!! その牽引役はもちろん100%電動駆動車でシリーズハイブリッドの「e-POWER」です。
しかし、意外にも日産が車名別販売ランキングで1位を獲得するのは、約30年(30年2カ月)前の86年9月のサニー以来のこと。この頃のサニーはカローラと熾烈な販売競争を繰り広げている時代です。いまのノートのライバルはアクアやプリウスなどのハイブリッドモデル。そこで電動駆動車両のe-POWERを看板としたノートが1位を獲得したのは時代の流れを感じさせます。
ただ、現行ノートは、サニーの後継的役割を担っていたティーダ(沖縄の方言で太陽を意味する)の後継的モデルであり(上級のメダリスト)、サニーの系譜を受け継ぐノートが30年ぶりに1位に輝いたことになります。