BMWの思い描く自動運転車はまるでナイト2000!?

先日、BMWから自動運転に関するプレゼンを受けました。

自動運転に必要なシステムからこの先自動運転が実現する世界までわかりやすく説明してくれたのは、マイク・ボレスさん。ずいぶんとイケメンなので映画俳優かモデルかと思ったら、BMW本社で自動運転など将来像に関して研究する立場にある博士なのだそうです。

自動運転といっても単なるハードウェアにとどまらずインフラも含めた広い範囲のレクチャーを受けてきたのですが、マイクさんによると、自動運転を実現するにあたりクルマはコネクテッドカー(インターネットなどを通じて情報をやりとりするクルマ)化していくとのこと。クルマの中であらゆる情報が入手でき、またクルマからも多くの情報を発信することになるといいます。

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そして自動運転は時間の有効活用にも役立つと説明。これ、日本では安全が自動運転のメリットとして語られることは多いのに対して、特に欧州では大きく提唱されているようですね。

例えば渋滞中。自動運転のクルマに運転を任せてドライバー自身が運転操作から解放されることで、移動中にもインターネット接続のSNSや電話を可能とし時間を有効に活用できるようになる、というわけです。まあわかります。渋滞中はスマホを触りたくなっちゃいますよね(手動運転車ではだめですよ!)。

また、自動運転車はシェアリングとも親和性高いと説明してくれました。

クルマを利用したい人のところまで自動運転で出向き、また移動(利用)が終われば次の利用者のところまで自動で走っていく。そんなシェアリングを行うことにより、「自己所有」から「共同所有」とすることで自動車の利用にかかるコストを現在に比べて下げられるといいます。
駐車料金がいらなくなるので、クルマで出かける機会が増えそうな気もしますね。

では、そんな未来のクルマで自動車世界はどうなるのか?

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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