感動のブラジルGP。あの時マッサは何を思った?【F1速報×F1女子~ブラジルGP号~】

大雨の中、セーフティーカーと共に始まった2016 F1第20戦ブラジルGP。雨は止むことなく降り続け、大荒れのレースとなりました。

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レース中、メインスタンド前でクラッシュしリタイアとなってしまったフェリペ・マッサ選手(ウィリアムズ)がブラジル国旗を掲げながらガレージに戻る姿に、誰もが心打たれたはず。

今シーズン限りの引退宣言をし、最後のホームレースでマッサ選手はあの時どのような気持ちで歩いていたのでしょうか。11月17日(木)発売の「F1速報ブラジルGP」号に、マッサ選手の想いが記載されていますよ。

■フェリペ・マッサ最後の母国GP、ターン14に散る

マッサ選手にとっての最後のホームレースは、大観衆が見守るメインスタンド手前の大クラッシュで幕を閉じました。ガレージに戻る道すがらは他チームも含めたスタッフからの功労パレードにあらためて終わり方が最高だったと、自らの人徳が生んだ花道にマッサ選手は大きな感動と満足感を覚えていたそうです。

「ファンとブラジルのためにも、レースを完走できなかった時の気持ちを言葉にするのは難しい。僕にとっても特別な場所だからね。でも、神のみぞ知る、ということだろう。つまり、あの場所で止まったっていうのは、とても特別で素敵なことだ。ブラジルの人々や、パドックの皆、それにこれまでの長いキャリアのなかで一緒に仕事をしてきた人たちの想い……ただ『本当にありがとう』と口にしたい。ここにいて、この世界の一部でいるということは、とても誇らしく喜びに満ちていて……なんて言ったらいいんだろう。ファンの目の前で止まったのは神様の思し召しによるものだ。僕のキャリアを通してずっと応援してくれたこと、そして最後の瞬間も見守ってくれたことに感謝を伝えるためにね。」

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他チームのガレージ前を過ぎゆく際に、皆がねぎらってくれたことにも感動したマッサ選手。

「レースの途中だというのに、皆が表に出てきて、あれだけ大きなクラッシュの後で僕が歩いて行くのを見送ってくれたのは凄く特別なことだ。いい結果じゃないし、望んだような結果ではなかったけど、『本当にありがとう』って伝えたい。今日のことも、皆のことも一生忘れることはないよ。君たちは僕の心の中にずっと残るだろう。」

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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