2015年4月に登場した現行型ステップワゴンは、リアハッチにタテ開けとヨコ開けを可能にしたワクワクゲートを採用しました。
試乗した際に、重量が増したリアハッチを装着するためにリアのボディ剛性を高めたことで、コーナリング時のボディのしなりや揺れが小さくなり、走行性能と快適性が高いことが実感できました。そしてワクワクゲートの使い勝手の良さ、高い燃費性能を理由に昨年のクリッカーオブザイヤーでは10点としました。
今回登場したステップワゴンモデューロXは、高い剛性を実現したステップワゴンのボディに空力性能を高めたエアロパーツと専用サスペンションを装着しています。
エクステリアの特徴は大開口のグリルの採用です。このフロントグリルとバンパーの採用によって、正面から受ける風をエンジンルームに取り込んで下面に流すとともに、車体下部のフィンで整流。車体下中央に早い空気の流れを作ることで、直進安定性を生み出します。
専用のサスペンションはスポーティモデルのスパーダとの比較で、約15mm車高が下がり、剣をモチーフとした鋭さを強調したデザインの17インチアルミホールを装着します。
インテリアは1列目シートバックにモデューロXのロゴが刺しゅうされた専用のブラックコンビシートに加えて、9インチナビ、ETC2.0、ドライブレコーダーが標準装備されています。走行性能だけでなく、実用性も高めているのがモデューロXです。