独占潜入!現在ランキング2位の脇阪ルマンを支えるWAKO’S Mobile Lab.って何?【SUPER GT2016】

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秘密はこのハイエース。SUPER GTのパドックに必ず停まっているこのハイエースは「Mobile Lab.」と名づけられ、名前の通り動く研究所となっているのです。

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物々しい計器が並ぶ車内。ここでは、今走ってきた6号車 WAKO’S 4CR RC Fからオイルを抜き取り、その都度オイルの解析を行っているのです。

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走行後のオイル内に含まれる金属粒子や未燃焼のガソリン燃料、使用後の粘度などを調べることによってオイルの配合だけではなく、燃焼の具合や通常では見ることのできない燃焼室内部の様子を知ることができるというのです。

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ここで得られたデータはリアルタイムにチームエンジニアと共有し、エンジンのセッティングなどに活用されるとのこと。このスピード感が他にはないMobile Lab.のメリット。

F1の世界では半ば常識化しているというこのシステムですが、国内レースでやっているのはWAKO’Sだけ!と担当のエンジニアの方は胸を張っていらっしゃいました。

本来は社外秘というこのMobalie Lab.の車内、モニターの数値にモザイクをかけるということを条件にclicccarだけに特別公開していただきました。

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このような取り組みがSUGOでのポールポジションなどをはじめ、現在のGT500ランキング2位となる原動力のひとつとなっているのです。

11月12~13日のSUPER GTファイナルラウンド「2016 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT GRAND FINAL」では、LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S以外でも行われているこのような様々な取り組みにも目を向けて観戦してみるのも面白いかもしれませんね。

(写真・文:松永和浩)

【関連リンク】

GTの監督はレース中に何してる?チームルマン脇阪寿一監督、鈴鹿1000kmを語る【SUPER GT 2016】
https://clicccar.com/2016/08/25/394797/

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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