2024年末に「自動車IT」の世界市場が6兆円規模へ拡大

世界の交通IT市場における収益が2015年末時点で2兆円を超えたそうです。

米調査会社トランスペアレンシーマーケットリサーチによると、最先端の輸送管理システムが41%のシェアを占めたそうで、都市間や都市内を繋ぐ次世代交通管理ネットワークシステムへの需要が高まっているとしています。

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このペースで行くと、2024年末までに年平均成長率は12.9%に達し、その市場規模は約5.9兆円にのぼる見込みとか。

アプリケーション別でみると、待ち時間や移動を最小化する「ITS」(高度道路交通システム)が大きなシェアを占めており、2024年末まではその座を維持し続けるとしています。

地域別では北米(米国・カナダ・メキシコ)が41.2%のシェアを占めるとの予想。

社会的・経済的成長を支える交通システムが麻痺すると、燃料消費、移動時間、コストが絡む大きな問題に発展するだけに、「交通IT」はそれらに対処するための重要な役割を担っています。

自動車IT業界ではこうした背景から、「ITS」によりアフターサービス市場が活発になり、目覚ましい成長を遂げると予測しているようです。

Avanti Yasunori

【関連リンク】

トランスペアレンシーマーケットリサーチ
http://www.transparencymarketresearch.com/

国土交通省 国土技術政策総合研究所
http://www.nilim.go.jp/lab/qcg/index.htm

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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