「GSX-S750」は2014年の「インターモト」で発表され、日本では2015年7月に発売されました。昨今では珍しくなった「ナナハン」クラスのバイクですが、鋭敏なスロットルレスポンスと扱いやすさで、好評を得ているモデルです。
今回のインターモトで新型モデルが発表されましたので、ご紹介いたします。
まずは、ぱっと見て「かっこいいバイク!」と誰もが感じられるデザイン。
GSR750をベースに「GSX-S1000」を彷彿させるデザインとなったスタイリング。全体的に低く構えたデザインは、シリーズ共通のものとなっています。
今回の新型は、3段階から選択可能なトラクションコントロールや、ラジアルマウントフロントブレーキキャリパーなどを採用。見た目も性能も一段階レベルアップしました。
新型GSX-S750では、細かい個所も新型らしい進化をとげています。
前後輪に花弁形状のペータルブレーキディスクを装備。ハンドルには中央部を大径化したテーパー形状のハンドルバーを採用しています。
さらに、発進時や低回転走行時にエンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」を搭載。発進・停車を繰り返す市街地走行などで、快適な操作をアシストします。
また、スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」も採用。バイクとしての利便性がさらに高められました。
エンジンは749cc直列4気筒を搭載。「GSX-R750」ゆずりの高揚感のある加速と、一般公道での扱いやすさを追求した高出力を実現。排ガス規制の「ユーロ4」もクリアしました(欧州仕様車)。
さらに今回の新型モデルでは、ABS仕様車も設定されております。「ナナハン」らしい過激な加速を味わえそうですね。
800ccクラスのバイクに乗っている筆者にとって、今回発表された新型GSX-S750は心躍るモデルです。
リッターバイクにはない「軽快感」を持っていながら、リッターバイクに劣らない加速性能、操作性能を秘めているのが、いわゆる「ミドルクラス」とよばれるバイクです。
「気軽に乗れる大型バイク」として再び人気が出てきたミドルクラスに、さらなる追い風が吹きそうな新型GSX-S750。日本での発売は2017年春を予定とのことです。楽しみですね!
※記事中画像は一枚の画像から切り出した画像です。
(ライター:張山 和希/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン)
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