マツダ・デミオがマイナーチェンジで得たものとは?

その技術、装備面ではアテンザ、アクセラで好評を得ているという「G-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」をはじめ、「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(フルカラー)」、夜間視認性を高める「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」など、輸入車を含めたコンパクトカーの中でもトップクラスといえる最新技術を採用。

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走りでは、「G-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」搭載だけでなく、電動パワーステアリングの特性の見直し、前後ダンパーやブッシュなど、足まわりの部品の特性を見直し、よりスムーズな挙動と落ち着きのある上質な乗り心地を得ているそうです。

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また、こちらもアテンザやアクセラなどでお馴染みですが、ディーゼルエンジンの不快な音がする周波数帯に着目し、燃料噴射タイミングを0.1mm秒単位で制御することによりノック音の発生そのものを抑制する「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を「SKYACTIV-D 1.5」搭載車に標準装備。

従来から好評だという「ナチュラル・サウンド・スムーザー」と相まって、心地よいエンジンサウンドを残しながら、ディーゼルならではの不快音の抑制を実現したとしています。

ボディカラーでは、こちらもアテンザなどに採用されている「マシーングレープレミアムメタリック」が設定されたほか、新色「ディープクリムゾンマイカ」のほか、「エターナルブルーマイカ」、「ソニックシルバーメタリック」が新設定され全11色のラインナップとなっています。

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また、特別仕様車の「Tailored Brown」が新たに設定されています。「XD Touring」、「13S Touring」のAT車がベースで、ライトブラウン&ブラックを基本として随所にオレンジのアクセントを加えたインテリアコーディネーションと、キルティング加工を施したグランリュクス(スエード調人工皮革)素材のシートを組み合わせた上質な内装が自慢。外観は、高輝度ダーク塗装を施したアルミホイールを採用することで、精悍なスタイルを強調しています。

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安全面では、ハイビームを基本としながら、対向車や前方車両に配慮した配光や、速度域に応じた最適な配光など細やかな照射でドライバーをサポートする「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」を新設定。同技術を含むメーカーセットオプション「セーフティパッケージ」を「13C」、「13S」のオーディオレス車、「XD」のオーディオレス車、「15MB」以外の機種に設定しています。

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また、中高速走行時の衝突被害をブレーキの自動制御で回避または軽減する「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」、約30~100km/hの範囲で自動追従走行を可能にする「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」、後退時の衝突被害軽減をサポートする機能(SCBS R)などを新たに設定し、同技術を含むメーカーセットオプション「セーフティクルーズパッケージ」として「13S Touring」、「13S Touring L Package」、「XD Touring」、「XD Touring L Package」に用意。

商品改良を受けたマツダ・デミオは、アクセラ、アテンザ同様に価格は基本的に据え置き(装備アップ分は上乗せされています)となっています。価格帯は135万〜222万4800円です。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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