トヨタ自動車が、昨今の「単身化社会」の進展による、コミュニケーションレス問題の緩和を目的に、ロボットと人間の新しいインターフェースで解決の方向性を見出せないか?とスタートさせた「きぼうロボットプロジェクト」。
同社は夢のあるプロジェクトとして、ISS(国際宇宙ステーション)に長期間滞在する若田光一JAXA宇宙飛行士との世界初「宇宙でのロボットと人の会話実験」を企画。
そして2013年6月26日に、MS製品企画部 新コンセプト企画室 主査の片岡史憲氏が、ロボットクリエーターの高橋智隆氏と共同で開発した世界初のロボット宇宙飛行士「KIROBO(キロボ)」を公開、大きな話題を呼びました。
「KIROBO」は無重力状態などの各種実験にパス、晴れて同年8月4日にJAXAの「こうのとり」4号機で種子島を発ち、ISSに1年半に渡って滞在、若田氏とのミッションをこなし、SPACE X社の宇宙船「ドラゴン」で2015年2月11日に無事地球に帰還。
その後トヨタ自動車は、同年に開催された第44回東京モーターショーで「KIROBO MINI」を披露しているので、見られた方もいるのではないでしょうか。