GRCのコースは、ダートとターマック(舗装路)がミックスされた路面で、加えて20mを越えるジャンピングスポットが設けられることが規定となっています。コースの全さは開催地によって異なりますが約1.5kmとコンパクト。特設の観客席から全貌が見渡せるようになっているのです。
競技方法も見せることにこだわっていて、一台づつがタイムアタックを行なう予選以外は、すべてがレースによって競われます。予選でクラス分けを行なったあとは、ヒート1、2、予選レース、敗者復活レースを経て決勝レースを実施。
通常の決勝レースは予選と敗者復活レースから勝ち上がった10台が戦いますが、ロサンゼルスラウンドに限っては12台が決勝レースに駒を進めます。
最終戦のロサンゼルスラウンドには、日本人として初出場となる新井敏弘選手が参戦します。国内はもとより世界的な有名なラリードライバーで、PWRCの世界選手権を制覇した新井選手がGRCでどのような活躍を見せるかが見物となります。
また、SRTUSA(スバルラリーチームUSA)からは新井選手のほかに元SWRT(スバルワールドラリーチーム)でWRX STIのステアリングを握ったクリス・アトキンソン選手、マン島TTのタイムアタックでWRX STIを駆りレコードタイムを記録したマーク・ヒギンズ選手の二人がエントリーしています。