クラリオンがIoT社会に対応する多彩な技術を披露【CEATEC JAPAN 2016】

自動運転関連では「総合HMI技術ゾーン/Smart Cockpit」に注目。

キャビン型モックアップによるスマートコックピットで、自動運転社会に向けた同社の技術をアピール。表示、音声、振動などにより、ドライバーに確実に情報を提供する統合HMI技術を体感できます。

Smart-Cockpit

自慢のカメラ技術も披露されます。運転時の視認性向上を目的に開発を進めるメガピクセルカメラや、水滴や汚れの付着を防御するレンズコート技術「親水コート」を展示。

さらに、車体に取り付けられた4台のマルチカメラ映像を独自の画像処理技術で高精度な合成画像として表示することで、ドライバーが不安を感じる車両の周辺視界を補助し、安全走行・駐車をサポートする映像システムである「SurroundEye(サラウンドアイ)」も紹介されます。

同技術は、ポルシェ・パナメーラやフォルクスワーゲン・ゴルフ/ゴルフ・ヴァリアントなどで実績を積み重ねているものです。

CEATEC2016-03

また、音源からスピーカーまでの完全デジタル再生を実現する車載用「Full Digital Sound」では、最新のスーパーワイドナビゲーションも装着したデモカーも用意され、視聴が可能。

なお、デモカーには、センターユニットの「MAX776W」と、「Z3」(サウンドプロセッサー/コマンダー/ツィーター)、「Z7」(フルデジタルスピーカー2本一組)、「Z25W」(フルデジタルサブウーファー)を搭載。

さらに、10月から発売されるフルデジタルサウンドテクノロジー搭載ヘッドホン「ZH700FF」の展示、試聴が可能。また、住宅向け天井埋め込み式フルデジタルスピーカーなど、FDSシリーズのラインアップも紹介されます。

CEATEC2016-02

ほかにも、業務車両向けの車載端末「CV Solid AD」を展示や、設定した時間になると音声案内と画面表示で服薬を告知することで、高齢者や介護を必要とする人の薬の過剰摂取や飲み忘れ、飲み間違い、誤薬防止を行う介護ロボット「服薬支援ロボ」でのスマートフォン連携のデモも行われます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる