後席にも人を乗せるセダンなのに「2ドアセダン」が主流の時代があったワケは?【Corolla Stories 8/50】

セダンと言えば、一般に大人4人が窮屈なく乗れる、いわゆる乗用車のスタンダードの形です(日本ではミニバンも乗用車のひとつの典型になっていますが)。

そんなセダンで思い浮かべるボディの特徴といえば「4つのドアを持っていること」もそのひとつではないでしょうか。後席もよく使用する前提のクルマですから、後部ドアがあるのが普通と考えるのは当然でしょう。

1966年10月にデビューした初代カローラは、デビュー時には2ドアセダンのみだったのですが、その半年前にデビューした初代サニーも当初は2ドアセダンのみ。実はカローラもサニーもそのあとで4ドアセダンが追加発売されているのです。

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しかし、兄貴格のコロナやブルーバードでは、初代から4ドアセダンがメインでした。この違いの背景には、4ドアセダンが贅沢の象徴であったという話もあります。

ドアが増えると部品点数が増えて製造コストが上がるのはもちろん、技術的には、ボディ剛性確保などの面からも4ドアは不利になります。ですから、4ドアセダンというは贅沢な存在でもあったのです。

また当時の海外マーケットの主戦場であった北米市場では、サイズが小さいこともあり、パーソナルユースがメインであったので2ドアが好まれていたという話もあります。開くところが多いということは、防犯上望ましいことでないのも理由かもしれません。

初代から知る人にとってカローラは、イコール2ドアのイメージだったかもしれません。

2代目も、3代目も2ドアは設定されていました。

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そして、1979年にデビューした4代目を最後にして2ドアセダンが生産されることはなかったのです。

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その後のカローラには2ドアセダンは日本仕様ではラインアップされることはありません。

ただし、5代目からの2ドアボディは、ハードトップやクーペなどに受け継がれていきます。ゴルフが先鞭をつけたFF2BOXが乗用車、ファミリーカーの主流となるまでの間、フロントシートメイン使いのパーソナルユース乗用車は、その辺がその役割を担っていた時代とも言えるでしょう。

(文:カローラせんせい/小林敦志)

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