8月に完成したエネルギー管理棟(3階建、床面積:1,120㎡)では、電力需給制御システムを使ってエネルギーの需要予測を行っており、燃料電池発電/太陽光発電/蓄電池の各電力を組み合わせることで、効率的なエネルギー供給を実現、施設内の電力消費(8万kWh)を全て賄う計画といいます。
ちなみに今回導入した定格出力3.5kWの定置式純水素燃料電池は、小規模オフィス向けに新たに開発したもので、商用として運用を開始した初の事例とか。
さらに、燃料電池システムによる発電時に発生する廃熱を空調に利用する徹底ぶり。
同社が保有する世界中の生産工場に、今後これらのシステム導入が進めば、エネルギーの地産地消に大きく寄与することになりそうです。
トヨタでは、今回の実証結果などを踏まえ、工場内建物での効率的な水素活用技術を開発、「工場CO2ゼロチャレンジ」の実現に向けた取り組みを着実に進めていくとしています。
(Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)
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