台車も自動運転!? カルガモのように追随する物流支援ロボット「キャリロ」

ロボット・自動運転のZMPは、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」 を8月31日から出荷開始すると発表しました。

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台車型の物流支援ロボット・キャリロの特徴は、

①ドライブモードでは、ハンドルにあるジョイスティックを操作して、キャリロを前後左右に走行させて、ほとんど力を使わずに荷物を運ぶことができる、

②カルガモモードでは、キャリロに付属しているビーコンを使用して、作業者や親機となるキャリロに追従することができる

点です。

アシスト機能

まず①のドライブモードでは、重い荷物でもほとんど力を使わずに運ぶことができ、作業負荷が大幅に軽減されることになります。

これまで重労働であった運搬作業を女性や高齢者でも行うことができ、人手不足の解消、雇用の促進にもつながります。

カルガモ機能

②のカルガモモードでは、キャリロの追従機能を活用することで、運搬の生産性を最大 3 倍まで引き上げることができます。

キャリロの本体重量は55kgで、最大積載荷重は100kg、1回の充電で8時間稼働できます。

キャリロのデザインについては、東京芸術大学教授の長濱雅彦氏の監修を受けたということです。

同社では、倉庫や物流センター内のピッキング業務や工場内の工程間搬送にキャリロを利用することで、ベルトコンベアや AGV(無人搬送車)を代替することも可能になるとしています。

(山内 博・画像、動画:ZMP)