全車が一斉にスタートし、スパ名物のオールージュをかけあがるシーンはいつみてもシビレます。いつか現地に観に行きたいサーキットのひとつです。
オープニングラップの1コーナーで、ベッテル選手とライコネン選手、そしてフェルスタッペン選手が接触し上位争いから姿を消してしまいました。後方でも接触があり、大混乱のスタートとなりました。
6周目、オールージュを駆けあがったケビン・マグヌッセン選手(ルノー)が態勢を崩し、リアのコントロールを失ってスピン。その後タイヤバリアに向かって、高速状態のまま突進するという衝撃的な映像が飛び込んできます。
クラッシュしたマシンからヘッドレストが飛んでいくほど衝撃が激しく、マシンの右側はほとんど破壊されていました。何よりも心配だったのが、マグネッセン選手の体。マシンから自力で降りてきましたが、足をひきずりながら歩いているではありませんか(涙)。
すぐにメディカルセンターに向かったマグネッセン選手ですが、ルノーによると左足首に軽い切り傷があるとのこと。マグネッセン選手は、自身のTwitterで「みんな、メッセージありがとう!自宅に戻っている最中だ。足首が痛むけど、モンツァの準備はできているよ。」とコメントしていたので、一安心です。次戦でマグネッセン選手の元気な姿が見られますように!
マグヌッセン選手の事故を受けてセーフティカーが導入されましたが、数周後にはタイヤバリアを修復するために約10分間の赤旗中断となりました。
レース中断中、ドライバーはマシンから離れることが可能なのですが、フェルスタッペン選手がレッドブルのピットウォールに行き、レッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーにオープニングラップ時の接触について一生懸命話している姿が印象的でした。ホーナーがフェルスタッペン選手を落ち着かせている姿は、まるで父と息子のよう(笑)。