「最新ポルシェは最良か?」 その疑問に迫るサーキット全開アタックの結果は!?

2016_0801-00862

一方、3リッターターボとなった新型991II型カレラについては、911カレラSとカレラ4S、つまり2駆と4駆を比較しつつ、その進化の度合いを測りました。清水は「シャシー性能の進化で、カレラとカレラ4の差別化が難しくなった」と指摘したうえで、その理由を「カレラSにはリヤステアが備わるので、高速コーナーが得意になった」とカレラS躍進の理由を分析しています。

さらに「カレラ4SはカレラSと同じエンジンを搭載するが、トップスピードは空気抵抗の影響で268km/hにとどまった。ワイドボディはトップスピードに不利なのだ」とメインストレートで275km/hを記録したカレラSの速さの秘密も明らかにしました。

結論として2駆と4駆の違いは、たしかにありましたが、それは想定外の内容でした。それでは、新型になったカレラそのものの進化は……? 「サーキットで乗る限り、ターボ化されたことによるネガティブな要素は何もない」という佐藤のコメントを見れば他に言葉は必要ないでしょう。