プロパイロットだけじゃない! 新型日産セレナは「スマート・ルームミラー」も大進化していた!

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テールゲートに埋め込まれたカメラの映像をルームミラーに映し出すという「スマート・ルームミラー」は、サードシートにフル乗車しているときや荷物を満載している際に、損なわれがちな後方視界を確保してくれる技術で、先代セレナをはじめ日産の各車にディーラーオプションとして用意されていました。

しかし、新型セレナに採用された「スマート・ルームミラー」は従来のものとは大きく異なります。

最大のポイントはカメラからモニターへの伝送方法をデジタル方式としたこと。さらにダイナミックレンジを拡大(70dB→100dB)、フレームレートの増大(30fps→60fps)に加え、HDRを採用しています。

これにより、あらゆるシーンでクリアで応答遅れを感じない映像をミラーに映し出すことの成功しています。実際に目にしてみれば、そのクリアさに驚くことでしょう。

また、ミラー下部のレバーで、通常の鏡に切り替えることもできるので、万が一の故障時の心配もありませんし、車内の様子を見たいというニーズにも対応してくれます。

(写真:冨士井明史 文:山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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